「私は諸君に、国家ごときのために死ねなどとは言わない! 諸君は、わたしのために、死ぬのだ!」
突如歴史の表舞台に現れる、仮面の女提督・イザベラ・ネーミア。
もちろん歌姫であり、至高の階級・D級歌姫である。
#03-03にて繰り広げる長台詞による演説、そしてこの↑にある「わたしのために死ぬのだ」。このインパクトは強烈に印象に残る(と思う)
本作「静心」において、最初の「長台詞」を展開するのが彼女、イザベラである。
そのサレットと呼ばれている仮面の下は、大火傷でただれているらしい。彼女の「正体」については、静心の割と序盤ではっきりするので、ぜひ読んでください。読みなさい。いいから読めよ。
前述の演説などで、強烈な個性とインパクトを遺憾なく見せつけるわけだが、マスメディアの入る余地のない場所、プライベートな空間においては、極めてさっぱりとした人物である。真面目を地で行くレベッカをからかって遊んでいることがしばしばある。
そして本作「静心にて、花の散るらむ」は、また、イザベラの物語でもある。
同時に、「セイレネス・ロンド」もまた、イザベラの想いの物語であったりする。
イザベラ様ギャラリー(デザイン試行錯誤なのでブレブレですが)