私のすべての小説作品の中核をなす、フラッグシップとも呼べる作品が「セイレネス・ロンド」です。文字数にして100万文字という多分大長編に分類される作品です。この「静心にて、花の散るらむ」は、私がWEB小説に進出して最初に作り出した作品を私の執筆生活の最後に完全改訂したものです。こちらの総文字数は17万文字程度。そしてこの「静心にて、花の散るらむ」(の原型)のスピンオフ作品が「セイレネス・ロンド」と考えていただいて構いません。よく間違われますが、「セイレネス・ロンド」がスタートではなくて、「静心(の原型)」→「セイレネス・ロンド」→「静心」の順に生まれています。なお、「セイレネス・ロンド」についても、現在当サイトで完全改訂を行いつつゆっくり掲載を進めております。↓にて。また、その原型となっている作品はカクヨムでもお読みいただけます。こちらのサイトに掲載するにあたり完全改訂を行っていく予定ですが、話の筋はそんなに変わりませんので、そちらでも。カクヨムのコレクションはこちら。
世界観的には「近未来SF」と思っていただければ。とはいえ、地球の大きさはそのままですが、大陸も国家も全く架空です。ただし、文学、音楽といった文化については、どういうわけかリアル世界を踏襲しています。「静心にて、花の散るらむ」の舞台となるのは西暦2084~2099年。そして、戦争ものです。歌姫と呼ばれる圧倒的な戦闘力を持った女性たちが、セイレネス・システムを使って戦います。とてもシビアでとてもドライな世界です。登場人物は女性が多いですが、ギャルゲー的な要素は有りません。主人公も女性ですし。男性はおっさんしか出てきませんし。
「静心にて、花の散るらむ」のキャッチフレーズは「とてもやさしい終わりを作ろう」です。
それでは本編をお楽しみくださいませ。
2021/11/13追記: コミカライズ計画始動しました。