エディット
メリークリスマス、カティ!
カティ
おおう、びっくりした。めりくり。
エディット
いやぁ、あれからもう2100年くらい経ったのねぇ。
カティ
そんなに生きてたのかよ! ……ってツッコミ期待した?
エディット
うん、した!
カティ
ま、姉さんならありそうだけど。
エディット
どんな妖怪BBAよ、それ。
カティ
で、姉さん、どうしたの? プレゼントでもあるの?
エディット
あなたが美味しいおつまみを作れるように祈っておいたわ!
カティ
……それ、アタシに何かいいことがある?
エディット
あるわよ。私が幸せになるもの。
カティ
確かに姉さんが幸せなのはいいことだと思うけど、うーん、なんだろうその。
エディット
ヴェーラとレベッカの「まいう~」が聞けるかもしれないわ。
カティ
それはいいね。実にいい。
エディット
でしょ~? だからあなたへのクリスマスプレゼントは、私の祈り!
カティ
安上がりな女だなぁ、アタシ。
エディット
ああ、そうそう、シュなんとかってのを食べるのが王道って聞いたから、見て! これを調達したわ!
カティ
あの、さ。缶詰じゃないよ、クリスマスのシュなんとかは。
エディット
シュ!
カティ
……ああ、うん、そこまでは一緒だけど。って開けない! その缶詰は開けない!
エディット
缶のまま食べるの?
カティ
いっそその方が人類は救われるかも知れないよ、姉さん。
エディット
(めっちゃ興味が湧いたわ!)
カティ
姉さん、見たことがないくらいに表情が輝いているよ。
エディット
このシューなんとか(読めない)って食べ物だよね?
カティ
幼い頃から耐性をつけた選ばれし者にしか開けられない缶詰なんだよ。
エディット
私、選ばれた!
カティ
いや、ちがうでしょ。
エディット
あけちゃおー!
カティ
ちょ、まっ! や、やめ!
エディット
めりーくりすまーす!
カティ
……。