歌姫養成科・第一期生のV級歌姫である。そしてエディタ、トリーネ、クララとともに「92年四天王」と呼ばれている。
彼女もまた、マリオンやアルマ、レニーと同様に「八都市空襲」の被害者（彼女はセプテントリオ出身）であるが、彼女とその家族はたまたまその日は旅行に出ていて助かったという経緯を持っている。ただ、友人や親戚を全て喪失しており、クララと同様「復讐のため」にスカウトされるがままに士官学校に入学した。
物事ははっきり決めるタイプであり、感情を隠すこともない。歯に衣着せぬ――という表現が最もしっくり来る人物でもある。それもあり、静心、あるいはセイレネス・ロンドにおける「最後の戦い」を前にした決断にも一切のブレはなかった。彼女の極めて強い意志の現れと言えるだろう。
また、最後の最後でエディタとは袂を分かつが、共に死出の旅に出ることを選んだクララとは、生涯を通じた親友であり続けた。
軽巡洋艦クー・シーを駆る。クララのウェズンと同様、超高機動戦闘艦である。
なお「静心」の最後の最後に出てくる残存している「二隻の巡洋艦」というのは、クララのウェズンと、テレサのクー・シーのことである。