アキレウス

ステージセット ステージセット-静心
BattleShip Design: サトウシゲル

マリオン専用セイレネス搭載艦アキレウスは、「制海掃討駆逐艦バスター・デストロイヤー」と呼ばれる新たな艦種である。また、アルマパトロクロスは、アキレウス級二番艦。姉妹艦として建造された。駆逐艦に分類されてはいるが、その大きさは350mと、テレサ軽巡洋艦クー・シーとほぼ同じである。というか、350mといえば一般的な航空母艦と同じサイズであるから、戦闘艦としてはやはり異様な大きさである。また、駆逐艦としては史上最大のサイズ。それに伴う運用上の都合、また、対メディア戦略として「制海掃討駆逐艦」という新艦種を与えられた。

アキレウスは暗黒色にカラーリングされ、全体が流線型という独特な形状フォルムをしている。前面に集中配備された火力と、新型ジェネレータが生み出す超高出力による圧倒的な突破力を与えられている。また、エネルギー供給が事実上無限に行われるため(これはカティの戦闘機・エキドナと同じ原理)、光学兵器は(砲身が持つ限りは)使いたい放題という反則級の性能を有する。防御力に関しては、マリオンのその高い歌姫セイレーン素質をフルに活かせる演算装置が搭載されているため、たとえ至近で水爆を食らったとしてもかすり傷である。

ダウェル艦長を始めとするクルーたちの能力もあるのだが、セイレネスを用いない運用であっても(実際にはそのような運用は想定されていないが)、一隻で戦局を変える可能性があるほどの威力がある。まさに「海を制し」「掃討する」力を持つ。艦首に搭載されている粒子ビーム砲の出力は、セイレーンEM-AZの「雷霆ケラウノス」をも凌駕するとされている。また、艦船制御システムに関しては、軽巡クー・シーのものをブルクハルトがあれこれやって実装した。ホメロス社が開発元であるにも関わらず、システム設計がうまくいっていなかったようである。ホメロス社の技術本部からその報告を聞いた時のマリアは、鬼の形相をしていたと思われる。

また、セイレネス発動アトラクトの際には、艦の装甲が展開し、オーロラグリーンの炎が吹き上がる。戦艦の火力、駆逐艦の機動力、セイレネスの防御力と、まさに死角のない艦船である。ポジションとしては一応主人公艦。

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