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	<title>人物-セイレネス・ロンド - セイレネス・ロンド / 統合情報サイト</title>
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	<description>Archives of &#34;Seirenes Rondo&#34;</description>
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	<title>人物-セイレネス・ロンド - セイレネス・ロンド / 統合情報サイト</title>
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		<title>38. マルヤーナ・エルスナー</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 31 Jul 2021 11:18:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人物-セイレネス・ロンド]]></category>
		<category><![CDATA[セイレネス・ロンド]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>ブックマーク0作者的にはかなり気に入っている人物なのだが、「静心」には登場していない。出番があるのは「セイレネス・ロンド」第一部のみ。第二部、第三部でも出そうと試みたが、登場人物が一気に増えていかざるをえなかったため泣く [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/31/38-%e3%83%9e%e3%83%ab%e3%83%a4%e3%83%bc%e3%83%8a%e3%83%bb%e3%82%a8%e3%83%ab%e3%82%b9%e3%83%8a%e3%83%bc/">38. マルヤーナ・エルスナー</a> first appeared on <a href="https://seirenesrondo.xyz">セイレネス・ロンド / 統合情報サイト</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<button class="simplefavorite-button has-count preset" data-postid="1153" data-siteid="1" data-groupid="1" data-favoritecount="0" style=""><i class="sf-icon-bookmark" style=""></i>ブックマーク<span class="simplefavorite-button-count" style="">0</span></button>
<p class="wp-block-paragraph">作者的にはかなり気に入っている人物なのだが、「静心」には登場していない。出番があるのは「セイレネス・ロンド」第一部のみ。第二部、第三部でも出そうと試みたが、登場人物が一気に増えていかざるをえなかったため泣く泣くカットとなった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">エルスナーは<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/11/%e3%82%a8%e3%82%a6%e3%83%ad%e3%82%b9%e9%a3%9b%e8%a1%8c%e9%9a%8a/">エウロス飛行隊</a>隊長<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/07/27-%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%99%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%82%b9%ef%bc%88%e5%88%9d%e4%bb%a3%e6%9a%97%e9%bb%92%e7%a9%ba%e5%9f%9f%ef%bc%89/">「暗黒空域」カレヴィ・シベリウス</a>の副官として、地上勤務を支えていた。登場時はおそらく20代後半で事務職一辺倒ながらも大尉であることから、その有能さが伺える。事務職onlyである場合、目覚ましい功績を挙げることが難しく、そのため昇格難易度は極めて高いのがこの世界の常識である。技術職のあの<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/04/17-%e3%83%96%e3%83%ab%e3%82%af%e3%83%8f%e3%83%ab%e3%83%88%e6%95%99%e5%ae%98/">ブルクハルト</a>が同年代で中尉であることからも、前線勤務に対して後方勤務要員の査定が厳しいかが分かる。また、エルスナー本人は航空機ライセンスを持っていないが、経理や事務に関する資格なら山程取得している資格魔である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">エルスナーが誇れるのは資格の数だけではない。情報収集力や洞察力、分析力も非常に高く、常にシベリウスを唸らせたり気付きを与えたりするという、ある意味ではエウロス飛行隊の頭脳のような人物なのである。その頭の回転の良さは、シベリウスの親友である<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/22/29-%e3%82%a8%e3%82%a4%e3%83%89%e3%82%a5%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%82%aa%ef%bc%88%e7%95%b0%e6%ac%a1%e5%85%83%e3%81%ae%e6%89%8b%ef%bc%89/">「異次元の手」イスランシオ</a>ですら感心していたようである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このように言わばキレ者であるエルスナーには、豪胆豪傑なシベリウスですら頭が上がらなかったようである。そして二人のやり取りは部隊内でもしばしば「夫婦漫才」とからかわれていたようでもある。無論、ボケがシベリウスである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">彼女は「物怖じ」という言葉からは極めて遠い人物であり、誰に対しても言うべき意見はズバズバ言えてしまう性格と度胸の持ち主である。それがあるからシベリウスは彼女に一目置いていたわけだが。というか、そもそも、エウロス飛行隊の連中はどいつもこいつも遠慮というものを知らない猛者の集いであるから、その中にあってある意味恐れられていた彼女の舌鋒はさぞや鋭かったことだろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">シベリウス戦死後については特に本文中では語られてはいないのだが、シベリウスの次に隊長の地位についた<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/08-%e3%82%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3/">「空の女帝」カティ・メラルティン</a>の副官にスライドしている。彼女の知識と明晰な頭脳には、カティはいつも助けられているようだ。カティのデスクワークの大半をエルスナーが引き受けていることもまた、カティ直属の部隊である『エンプレス隊』の狂った練度を支えていると言えるだろう。カティより７，８歳は年上であるが、それ故にきっと上手くやれていることだろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">彼女はエウロス飛行隊自体の狂った強さを影で支える、事務職の達人である。もし、シベリウスの副官に彼女が抜擢されていなかったら、もしかしたら「暗黒空域」から「空の女帝」に続く、無敵のエウロス飛行隊は存在しなかったかもしれない。</p>
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		<title>37. トム・レーマン</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 31 Jul 2021 08:05:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人物-セイレネス・ロンド]]></category>
		<category><![CDATA[セイレネス・ロンド]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>ブックマーク0 トム・レーマンはヤーグベルテ参謀部第六課のナンバー3である。統括エディット・ルフェーブル、副統括アレキサンドラ・ハーディの下で、縁の下の力持ち的な働きを見せている。初登場時の階級は大尉である。なお、この時 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/31/37-%e3%83%88%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%b3/">37. トム・レーマン</a> first appeared on <a href="https://seirenesrondo.xyz">セイレネス・ロンド / 統合情報サイト</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<button class="simplefavorite-button has-count preset" data-postid="1147" data-siteid="1" data-groupid="1" data-favoritecount="0" style=""><i class="sf-icon-bookmark" style=""></i>ブックマーク<span class="simplefavorite-button-count" style="">0</span></button>
<p class="wp-block-paragraph">トム・レーマンはヤーグベルテ参謀部第六課のナンバー3である。統括<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/05/19-%e3%82%a8%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%96%e3%83%ab/">エディット・ルフェーブル</a>、副統括<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/02/11-%e3%82%a2%e3%83%ac%e3%82%ad%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%83%87%e3%82%a3/">アレキサンドラ・ハーディ</a>の下で、縁の下の力持ち的な働きを見せている。初登場時の階級は大尉である。なお、この時のエディットは中佐、ハーディは少佐である。彼の直属の上司はハーディであって、エディットから直接指示を受けることは原則的にはない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">年齢等はおそらくハーディらとさほど変わらず、士官学校襲撃事件（2084年）当時で三十前後と思われる。後輩である<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/27/36-%e3%83%aa%e3%83%a5%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%83%97%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%88/">プルースト</a>（当時少尉）には割と厳しく指導をしていた様子ではあるが、基本的には（ぱっと見）人当たりのよい人物である。作戦時には極めて冷静で、それはともすればハーディをも凌ぐ程である。もっとも、ハーディの異常な集中力や忍耐強さには到底太刀打ちはできないのだが、それでも「恐ろしく仕事のできる人物」であるという評価は変わらない。エディットやハーディも相当に頼りにしていたようではある。</p>



<p class="wp-block-paragraph">来歴は明かされていないが、彼もまたエディット（とハーディ）が探してきて参謀部に引き入れた人材であり、他の主要メンバーと同様に従来の慣習慣例には引きずられない、他課に言わせれば「エキセントリックな」人物ではあるようだ。そもそも第六課自体が異端にして異能集団なのである。その構成員たちもどこかそこか奇特な要素を持ち合わせているのは推して知るべき所である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なお、参謀部第三課統括アダムス中佐（後、大佐）とは過去に何があったかは不明だが非常に相性が悪く、「アダムスの野郎」と呼んで憚らない。レーマンが他人の悪口を言うことはほぼないが、その至極稀な対象がこのアダムスである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">彼はその本音と建前を自在に操る特技をもって、他課・他部署との交渉役として立つことが多かった。しかしその結果、参謀本部上層部によるエディット暗殺計画の片棒を担がされる羽目になる。上層部により暗殺計画を知らされたレーマンは、即座に上司であるハーディに情報を漏洩している。</p>



<p class="wp-block-paragraph">当初は軍の狙撃部隊によって暗殺が決行される計画だったが、その情報を聞きつけたハーディが先回りしてエディットを射殺した。実はそのことすら、上層部の計略のうちだった（という説もある）　これは、「軍が殺した」という事実を「ハーディが殺した」という事実にすり替えた方が、その後の<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/05-%e3%83%b4%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%82%a8%e3%83%bc%e3%83%ab/">ヴェーラ</a>や<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/06-%e3%83%ac%e3%83%99%e3%83%83%e3%82%ab%e3%83%bb%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0%ef%bc%88%e3%83%99%e3%83%83%e3%82%ad%e3%83%bc%ef%bc%89/">レベッカ</a>の感情コントロールには有利だと計算したからである。ハーディは自らの意志で「有象無象にはやらせまい」と決意したのだが、そのことすら軍は利用した――のかもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">レーマンもまた、ハーディならそうするだろうということをわかった上での漏洩だったのだが、これについては尊敬する上司を敬愛する上司に殺させることになるかもしれない――という、かなりの苦渋の決断だっただろうと思われる。</p>
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		<title>36. リュシー・プルースト</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 27 Jul 2021 13:04:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人物-セイレネス・ロンド]]></category>
		<category><![CDATA[セイレネス・ロンド]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>ブックマーク0 「静心」には出てこないが、「セイレネス・ロンド」ではちょくちょく顔を見せる。参謀部第六課のメンツの一人で、初登場時は少尉。2084年、士官学校襲撃事件の頃で20歳そこそこであり、将校の中ではダントツに若い [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/27/36-%e3%83%aa%e3%83%a5%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%83%97%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%88/">36. リュシー・プルースト</a> first appeared on <a href="https://seirenesrondo.xyz">セイレネス・ロンド / 統合情報サイト</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<button class="simplefavorite-button has-count preset" data-postid="1118" data-siteid="1" data-groupid="1" data-favoritecount="0" style=""><i class="sf-icon-bookmark" style=""></i>ブックマーク<span class="simplefavorite-button-count" style="">0</span></button>
<p class="wp-block-paragraph">「静心」には出てこないが、「セイレネス・ロンド」ではちょくちょく顔を見せる。参謀部第六課のメンツの一人で、初登場時は少尉。2084年、士官学校襲撃事件の頃で20歳そこそこであり、将校の中ではダントツに若い。第六課といえば、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/05/19-%e3%82%a8%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%96%e3%83%ab/">「逃がし屋」エディット・ルフェーブル</a>、後に<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/02/11-%e3%82%a2%e3%83%ac%e3%82%ad%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%83%87%e3%82%a3/">アレキサンドラ・ハーディ</a>が統括となる部署である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">彼は高校卒業と同時に軍に入隊している。士官学校卒ではないため、将校に至る可能性はほぼなかった。……のだが、何をきっかけにしたのか、エディット直々に指名して参謀部に異動させてそして少尉の階級を与えている。エディットの目は確かで、彼は極めて実直で忠実な部下として（少し皮肉屋ではあるが）、エディットやハーディを支えていた。こと、エディットには<ruby data-rt="しょうけい">憧憬<rp>（</rp><rt>しょうけい</rt><rp>）</rp></ruby>を超えた、好意を抱いていた。エディットもその想いには気付いていたが、敢えて仕事の関係に徹していたし、彼の想いには（敢えて）応えなかった。それは別れたとは言え最高のパートナーであることには変わりなかったアンドレアス・フェーンを振り切ることができなかったという証左でもあるし、また、自分がプルーストにくらべて随分と年上であることもまた、ともすれば彼に弱音を吐こうとしてしまおうとする自分へのブレーキに作用したようだ。それはフェーンが壮絶な戦死を遂げた後も変わっていない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">能力という点では、プルーストは注意力と状況判断力が超人揃いの第六課の中でも極めて高く、エディットが何らかの指示を出そうとした時には既に遂行済みである――などということもしばしばあったようだ。気が利き仕事もできる若者であるから、参謀部内外を問わず、彼に憧れを持つ女性陣も少なくないと思われる。ついでにイケメンである。しかし不器用なほどに一途な青年でもあり、エディット以外の女性には目もくれなかったようではある。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そのエディットが暗殺されるに至った経緯を知り、統括・ハーディとの関係が致命的に悪くはなるが、彼は聡明であり理性的でもあった。そのため、感情に任せて第六課から去ることもなく、<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">ハ</span><span class="boten">ー</span><span class="boten">デ</span><span class="boten">ィ</span><span class="boten">の</span><span class="boten">部</span><span class="boten">下</span></span>として変わらぬ活躍をしている。プルーストとしては、感情ではハーディを許せなかったが、論理性の部分ではハーディの境遇に強く同情していたとも言える。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、「<ruby data-rt="セイレーン">歌姫<rp>（</rp><rt>セイレーン</rt><rp>）</rp></ruby>」たちへの理解も深く、年の近いヴェーラたちには特に好かれていたようだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「静心」の後の展開では、彼が第六課の重鎮として活躍する……などということも想定されていた（のだが、残念ながらお蔵入りである）。2084年で20～22歳であるから、静心の結末2099年にはアラフォーの域に突入している。軍内部でも相当な発言権を持つに至っていると予想される。</p>
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		<title>35. アンドレアス・フェーン</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 25 Jul 2021 15:18:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人物-セイレネス・ロンド]]></category>
		<category><![CDATA[セイレネス・ロンド]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>ブックマーク1 「俺の誕生日は、もう忘れてくれていい」 アンドレアス・フェーンは、士官学校（ヤーグベルテ統合首都校）の海軍教練代表主任である。元参謀部で、どういう紆余曲折があったのかはともかく、現在は憲兵に籍を置いている [&#8230;]</p>
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<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-red">「俺の誕生日は、もう忘れてくれていい」</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">アンドレアス・フェーンは、士官学校（ヤーグベルテ統合首都校）の海軍教練代表主任である。元参謀部で、どういう紆余曲折があったのかはともかく、現在は憲兵に籍を置いている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">憲兵なのに海軍士官候補生たちの教官の長を務めているのはいかがなものかという意見は軍内外からあったようだが、軍・政府ともに「<ruby data-rt="セイレネス・シーケンス">歌姫計画<rp>（</rp><rt>セイレネス・シーケンス</rt><rp>）</rp></ruby>」を進めるために秘密裏に進めた人事であったため、関係者の誰もがそういった意見をスルーした。フェーンが憲兵隊の有力者であったことも軍の反対意見を萎縮させるのにも役立った。少佐であるフェーンだが、憲兵隊という特殊な地位にあり、将官すら逮捕する権限を持っているということから、誰も大手を振って意見はできなかったようでもある。</p>



<p class="wp-block-paragraph">彼は<ruby data-rt="セイレーン">歌姫<rp>（</rp><rt>セイレーン</rt><rp>）</rp></ruby>である<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/05-%e3%83%b4%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%82%a8%e3%83%bc%e3%83%ab/">ヴェーラ</a>および<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/06-%e3%83%ac%e3%83%99%e3%83%83%e3%82%ab%e3%83%bb%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0%ef%bc%88%e3%83%99%e3%83%83%e3%82%ad%e3%83%bc%ef%bc%89/">レベッカ</a>の最初の管理責任者であり、「<ruby data-rt="セイレネス・シーケンス">歌姫計画<rp>（</rp><rt>セイレネス・シーケンス</rt><rp>）</rp></ruby>」の現場責任者の一人でもある。2084年の士官学校襲撃事件の後、彼の任務を引き継ぐことになるのが参謀部第六課であり、その統括、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/05/19-%e3%82%a8%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%96%e3%83%ab/">エディット・ルフェーブル</a>である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ヴェーラ、レベッカの「セイレネス実証実験」を円滑に進めるために、フェーンは彼女らと仲の良かったカティに目をつける。きっかけは、ヴェーラたちが「セイレネス・シミュレータとかいう得体のしれないものにのるなら、カティと一緒がいい」というように駄々をこねたところにあるが。カティはその経緯を説明されて、すぐに納得して実験を共にすることを選んだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">カティによると、フェーンの印象というのは以下のようなものであった。</p>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow"><p>短く刈り込んだ金髪と、鷹のような明茶の瞳をした精悍な印象だ。その猛禽類を思わせるような目つきと、無駄のない所作は、さながらカミソリの刃だった。</p></blockquote>



<p class="wp-block-paragraph">おまけに、185センチを間違いなく超える（つまりカティより大きい）巨躯の持ち主で、まるで屈強の格闘家を思わせた、とのこと。無口にして無愛想、基本的には無表情であることも<ruby data-rt="あいま">相俟<rp>（</rp><rt>あいま</rt><rp>）</rp></ruby>って、とにかく威圧感が半端ではない男である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">……のだが、実際のところはヴェーラやレベッカにはとても信頼されている（ある意味では懐かれている）。ヴェーラいわく「見た目はすごく怖いけど、いい人」とのこと。感受性、観察力に優れたヴェーラがそういうのだから、そうに違いない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">知性においてダントツに優れているヴェーラとレベッカが信頼を置くほど、非常に話の分かる柔軟な思考回路の持ち主である。無口で無愛想なのは素ではあるが、必要なことは喋るし、コミュニケーション自体もヘタではない。憲兵であり、かつ、有力者でもあるわけだから、当然ネゴシエーションの類も得意である。武闘派に見えて知性派であると言えるだろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、もしフェーン以外がヴェーラたちの管理責任者ではなかった場合、「セイレネス・システム」の初期調整は難航したかもしれないという評価もある。軍上層部も良い人事をしたということができ、これはつまり、「軍」の中にも辣腕を振るう人材が少なくないということを表している。上層部ほど堕落する印象はあるが、ヤーグベルテの軍人は基本的に合理的かつ優秀であると言える。その中でもたとえばフェーン、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/05/18-%e3%83%aa%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%bb%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%89%e6%8f%90%e7%9d%a3/">クロフォード</a>、ルフェーブルといった異能者が際立って目立ち、相対的に軍全体の質が低く見えるのだと言っても良いかもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/22/29-%e3%82%a8%e3%82%a4%e3%83%89%e3%82%a5%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%82%aa%ef%bc%88%e7%95%b0%e6%ac%a1%e5%85%83%e3%81%ae%e6%89%8b%ef%bc%89/">「異次元の手」エイドゥル・イスランシオ</a>、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/07/27-%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%99%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%82%b9%ef%bc%88%e5%88%9d%e4%bb%a3%e6%9a%97%e9%bb%92%e7%a9%ba%e5%9f%9f%ef%bc%89/">「暗黒空域」カレヴィ・シベリウス</a>ら空軍の有力者でもフェーンのことは知っており、そのことからもかなりの有名人に属することがわかる。また、彼らもフェーンが「憲兵」である意外に悪印象は持っていないようである。フェーンが憲兵としてどんな<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">活</span><span class="boten">躍</span></span>をしてきたかはともかく、明らかに卑劣な手段を使う男……という情報はイスランシオの電子諜報能力をもってしても見つからなかったようである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">彼がかつては参謀部だったということは前述の通りだが、その際には参謀部第六課に所属していた。2084年当時ですでに統括の地位に上り詰めているエディット・ルフェーブルとは同僚であり、当時は階級も一緒だった。「撤退戦」を研究していたエディットを支え、その方法論を築き上げる大いなる助力をしたのが、このフェーンである。フェーンは常にエディットを支え、いつしか信頼できるパートナーになっていった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なお、2071年のカティのいた村＝アイギス村の襲撃事件に言及する場面もあることから、その時点では陸軍に所属し、その時点からエディットとは顔見知りだった可能性もある。この時点ではまだであっても、2073年～4年頃にエディットが顔を失うほどの負傷をしているのだが、その時に彼女を叱咤したということをエディットが言っている。この後エディットは一度軍を辞め、その後参謀部として復帰していることから、フェーンもまた同時期に第六課に転属したと思われる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">その後、二人は恋人となり、婚約するにも至るが、なぜか破局……したのだが、極めて親しい友人としての関係は続けられており、度々連絡を取り合ってはとりとめもない会話やジョークを言い合っていた。二人が婚約を破棄したことは周知の事実となってはいたが、その後も「恋人として付き合っているのと変わらない」とみなされていた。また、この点については当人たちも否定はしていない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なお、前述の経緯を考えると二人が付き合い始めてから士官学校襲撃事件で関係性が強制終了されるまで、約十年に渡って付き合いが続いていたことになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">第一部のキーとなる男、「ヴァシリー・ジュバイル」のかつての友人でもある。そしてそうであるからこそ、彼の「妹」であるエレナ・ジュバイルを通じて「士官学校襲撃」を予見できた。そして彼がエディットと親しかったからこそ、数千名の兵士を手配することができた。それは結果として兵士たちの全滅という大きすぎる人的被害を招いてしまったのだが、カティたちが生き残る時間を稼げたという点では高く評価されるべきだろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、彼が<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/04/14-%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%82%bd%e3%83%b3%e8%ad%a6%e8%ad%b7%e5%ae%98/">ジョンソン</a>、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/04/15-%e3%82%bf%e3%82%ac%e3%83%bc%e3%83%88%e8%ad%a6%e8%ad%b7%e5%ae%98/">タガート</a>両名にヴェーラたちの護衛を任せ、彼自身が時間を稼がなければ、やはり<ruby data-rt="セイレネス・シーケンス">歌姫計画<rp>（</rp><rt>セイレネス・シーケンス</rt><rp>）</rp></ruby>は頓挫せざるを得なかっただろうし、カティも助からなかっただろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そして彼の壮絶な戦死はエディットの胸に大きな穴を開けることとなった。……のだが、それがあったために、エディットはその持てる全ての愛情をヴェーラたちに注ぐことになるとも言える。フェーンの死が、エディットが本気でヴェーラたちにぶつかっていくためのエネルギーになったともいえるかもしれない。</p>
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		<title>34. エリソン・パウエル</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 24 Jul 2021 12:53:40 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人物-セイレネス・ロンド]]></category>
		<category><![CDATA[セイレネス・ロンド]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>ブックマーク0 士官学校ヤーグベルテ統合首都校の空軍候補生を監督する立場の教官。作中では教練代表主任という長い役職名を与えられている。また、「静心」では登場しない。彼が直接登場するのは、「セイレネス・ロンド」の第一部のみ [&#8230;]</p>
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<p class="wp-block-paragraph">士官学校ヤーグベルテ統合首都校の空軍候補生を監督する立場の教官。作中では教練代表主任という長い役職名を与えられている。また、「静心」では登場しない。彼が直接登場するのは、「セイレネス・ロンド」の第一部のみである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">かつては<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/07/27-%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%99%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%82%b9%ef%bc%88%e5%88%9d%e4%bb%a3%e6%9a%97%e9%bb%92%e7%a9%ba%e5%9f%9f%ef%bc%89/">「暗黒空域」カレヴィ・シベリウス</a>、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/22/29-%e3%82%a8%e3%82%a4%e3%83%89%e3%82%a5%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%82%aa%ef%bc%88%e7%95%b0%e6%ac%a1%e5%85%83%e3%81%ae%e6%89%8b%ef%bc%89/">「異次元の手」エイドゥル・イスランシオ</a>と並ぶ超エースパイロットの一人として名を馳せたが、ある戦闘で派手に被弾し、右足を喪失した。そしてそれをきっかけにして戦闘機を降りてしまった。この時代の技術レベルでは、手足の損失があったとしても日常生活には全く問題はないのだが、それと戦闘機を操ることはまた話が違う。0.1秒未満の世界での戦いとなるためだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、その豊富な空戦の経験は、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/08-%e3%82%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3/">カティ</a>たちが使うことになるシミュレータの開発・発展に大きく寄与することになる。恐ろしくリアルに作られたあのシミュレータは、彼の支援によって作られたと言っても良い。もっとも、プログラムの設計に携わった<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/04/17-%e3%83%96%e3%83%ab%e3%82%af%e3%83%8f%e3%83%ab%e3%83%88%e6%95%99%e5%ae%98/">ブルクハルト</a>がいなければ、完成には程遠かっただろうと思われるが。ともかくも、空軍士官候補生たちの訓練の機会を多くし、結果生還率を大きく上げたということについては、軍首脳部からも高く評価されている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また彼は先述のシベリウス、イスランシオという国防の双璧とも言えるふたりとも極めて親しく、度々イスランシオから情報提供を（ひそかに）受け、それをもとにしてシベリウスと会話する――といったシーンが登場する。当のシベリウスからは「エリス野郎」などと呼ばれているが、別に二人の仲が悪いわけではない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">士官学校に型落ち機（というか退役機）であるF102イクシオンが配備されるという話を聞いた時、猛烈に反対したりもしている……のだが、そこは「セイレネス・ロンド」では語られていない。その件について、シベリウスから追及された際には、組織人としての苦悩を見せていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、電子戦闘・論理戦闘の達人であるイスランシオよりも先に、「システムを書き換えながら空戦を行うことが可能」であることを証明した人物である。もっともそれは「理論的には」という枕詞がつく……はずのものだったが、イスランシオがその論文をもとに研究を重ねた結果、「実践可能」なものとなった。その技術は「空の女帝」カティにも受け継がれていることから、間接的とは言え、ヤーグベルテの国防にとっては神がかり的な功績であると言っても良いのかもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">彼には<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/22/30-%e3%82%ab%e3%83%ab%e3%83%ad%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%83%91%e3%82%a6%e3%82%a8%e3%83%ab%ef%bc%88%e4%ba%8c%e4%bb%a3%e7%9b%ae%e6%9a%97%e9%bb%92%e7%a9%ba%e5%9f%9f%ef%bc%89/">カルロス</a>という弟がいて、彼は後の「（二代目）暗黒空域」である。</p>
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		<title>33. ヨセフ・アケルマン軍曹</title>
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		<pubDate>Fri, 23 Jul 2021 10:49:27 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人物-セイレネス・ロンド]]></category>
		<category><![CDATA[セイレネス・ロンド]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://seirenesrondo.xyz/?p=1050</guid>

					<description><![CDATA[<p>ブックマーク0 「少佐殿。死ぬことはいつでもできます。大事なのは死ぬ時期を見誤らないことです。それまでは貪欲に生きる義務と権利があります」「なに、葉隠（はがくれ）のパクりですがね。勇気とは、死すべき場にて死し、討つべき場 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/23/%e3%83%a8%e3%82%bb%e3%83%95%e3%83%bb%e3%82%a2%e3%82%b1%e3%83%ab%e3%83%9e%e3%83%b3%e8%bb%8d%e6%9b%b9/">33. ヨセフ・アケルマン軍曹</a> first appeared on <a href="https://seirenesrondo.xyz">セイレネス・ロンド / 統合情報サイト</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<button class="simplefavorite-button has-count preset" data-postid="1050" data-siteid="1" data-groupid="1" data-favoritecount="0" style=""><i class="sf-icon-bookmark" style=""></i>ブックマーク<span class="simplefavorite-button-count" style="">0</span></button>
<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-red">「少佐殿。死ぬことはいつでもできます。大事なのは死ぬ時期を見誤らないことです。それまでは貪欲に生きる義務と権利があります」<br>「なに、<ruby data-rt="はがくれ">葉隠<rp>（</rp><rt>はがくれ</rt><rp>）</rp></ruby>のパクりですがね。勇気とは、死すべき場にて死し、討つべき場所にて討つ事――」</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">アケルマン軍曹は、士官学校ヤーグベルテ統合首都高の「鬼教官」として知られている。「静心」には登場しない。アケルマン軍曹は所謂「古いタイプ」の教官。モデルとしたのは映画「フルメタル・ジャケット」のハートマン軍曹。有名過ぎるお方ですね。年齢的にはまもなく退官というくらいなので五十代半ば。文字通りの「鬼教官」っぷりを発揮して、士官学校の学生たちを叩き直す役どころ。<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/05-%e3%83%b4%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%82%a8%e3%83%bc%e3%83%ab/">ヴェーラ</a>や<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/06-%e3%83%ac%e3%83%99%e3%83%83%e3%82%ab%e3%83%bb%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0%ef%bc%88%e3%83%99%e3%83%83%e3%82%ad%e3%83%bc%ef%bc%89/">レベッカ</a>からはとても反感を買い、他の学生からは等しく恐れられるのだが、実際に前線に出た際にアケルマンに教わったことが役に立って生き延びた……という事例は枚挙に暇がなく、卒業生たちや、上級将校になるまで生き延びた兵士たちからは尊敬されている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、そのやり方を「古い」と断じて反発した代表選手が、第七艦隊から（上官を殴って）左遷されて士官学校の責任者ポストに押しやられた<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/05/18-%e3%83%aa%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%bb%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%89%e6%8f%90%e7%9d%a3/">クロフォード</a>だった。学生たちの前でアケルマンのやり方に反対して追い払うなど、少しやりすぎな面も見られた。もっとも、クロフォードもアケルマンの実績や人望は知っていたので、その後は他の教官たちの助言諫言を受け入れて、しっかりと（主に待遇面での）ケアをしたようではある。ちなみにクロフォードによって、一度は教官の肩書を奪われている。先鋭的な気質のクロフォードには、古典的体質のアケルマンは受け入れ難かったようである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">アケルマンは「絶対に階級は<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">軍</span><span class="boten">曹</span></span>のままがいい」という謎のこだわりを持っていたようで、昇格に関しては何度も打診されていたにも関わらず、頑として受け入れなかったようだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">訓練こそ例外なく分け隔てなく「鬼」のように厳しかったアケルマンだが、それ以外の時間にはきっちりと教え子たちのケアをしていたようである。が、彼は何分不器用な男なので、上手く伝わらなかった事例もまた数多いのは事実である。熱血すぎて伝わりにくい戦中体質の体育教師、とでも言うべきか。もっとも、ヤーグベルテは思い切り戦中なので、そういった古い体質が復活してくる背景も理解できなくはない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、アケルマンの教え子の一人でもあり、同じ士官学校の教練代表主任（つまり空軍候補生たちにとって最上位の教官）<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/24/34-%e3%82%a8%e3%83%aa%e3%82%bd%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%91%e3%82%a6%e3%82%a8%e3%83%ab/">エリソン・パウエル</a>は、アケルマンとはかなり親しく、師弟を超えた信頼関係を持っていたようである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">士官学校襲撃事件の際に、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/08-%e3%82%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3/">カティ</a>たちを逃がすために戦い、壮絶な戦死を遂げる。そのことはヤーグベルテ各地に散らばるアケルマンの教え子たちに大きな衝撃を与えている。</p>



<div style="text-align:center">
<iframe style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?ref=qf_sp_asin_til&amp;t=estzetblog102-22&amp;m=amazon&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;IS2=1&amp;detail=1&amp;asins=4837926509&amp;linkId=ccd5313bd28dcaf1138021c4d83d602c&amp;bc1=000000&amp;lt1=_blank&amp;fc1=333333&amp;lc1=0066c0&amp;bg1=ffffff&amp;f=ifr">
    </iframe></div>



<p class="wp-block-paragraph">さりげに武士道を置いてみる。必読ですぞ。</p>
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		<title>32. マクラレン中佐</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 23 Jul 2021 06:02:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人物-セイレネス・ロンド]]></category>
		<category><![CDATA[セイレネス・ロンド]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>ブックマーク0 マクラレン中佐は、エリオット中佐と並ぶエウロス飛行隊の最古参パイロットである。「（初代）暗黒空域」カレヴィ・シベリウスの片翼を担った。彼の率いるジギタリス隊はエウロス飛行隊の中では多くの識者に地味と言われ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/23/32-%e3%83%9e%e3%82%af%e3%83%a9%e3%83%ac%e3%83%b3%e4%b8%ad%e4%bd%90/">32. マクラレン中佐</a> first appeared on <a href="https://seirenesrondo.xyz">セイレネス・ロンド / 統合情報サイト</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<button class="simplefavorite-button has-count preset" data-postid="1041" data-siteid="1" data-groupid="1" data-favoritecount="0" style=""><i class="sf-icon-bookmark" style=""></i>ブックマーク<span class="simplefavorite-button-count" style="">0</span></button>
<p class="wp-block-paragraph">マクラレン中佐は、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/02/10-%e3%82%a8%e3%83%aa%e3%82%aa%e3%83%83%e3%83%88%e4%b8%ad%e4%bd%90/">エリオット中佐</a>と並ぶ<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/11/%e3%82%a8%e3%82%a6%e3%83%ad%e3%82%b9%e9%a3%9b%e8%a1%8c%e9%9a%8a/">エウロス飛行隊</a>の最古参パイロットである。<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/07/27-%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%99%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%82%b9%ef%bc%88%e5%88%9d%e4%bb%a3%e6%9a%97%e9%bb%92%e7%a9%ba%e5%9f%9f%ef%bc%89/">「（初代）暗黒空域」カレヴィ・シベリウス</a>の片翼を担った。彼の率いるジギタリス隊はエウロス飛行隊の中では多くの識者に<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">地</span><span class="boten">味</span></span>と言われる部隊ではあるが、その超絶技巧は戦闘機を知る者であればあるほど舌を巻いている。ジギタリス隊は揃いも揃ってマクラレンの気質を受け継いだ<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">玄</span><span class="boten">人</span></span>集団である。どうしてもエンプレス隊という狂気じみた神業集団の前には霞んでしまうのだが、それでも国内トップクラスの変態技巧の部隊である。ジギタリス隊が三機いれば一ダースの敵航空部隊を相手取っても危うからず、である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">マクラレン自身については作中ではほとんど語られることはないが、シベリウス、そしてその次の隊長である<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/08-%e3%82%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3/">「空の女帝」カティ・メラルティン</a>からは全幅の信頼を置かれていた。二つ名は作中には特に出てきていないが、知名度を考えるに確実に何かあるだろう。ヤーグベルテは二つ名つけて喧伝するのが得意だし。「エウロスのマクラレン」を知らぬ国民はいないのだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「静心」ではマクラレンの出番はなかったが（名前だけは出てきたが）、「セイレネス・ロンド」では最後の最後でカティが単機で<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/06/29/01-%e3%83%9e%e3%83%aa%e3%82%aa%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%96%e3%83%a9%e3%83%83%e3%82%af%ef%bc%88%e3%83%9e%e3%83%aa%e3%83%bc%ef%bc%89/">マリオン</a>たちの戦場へ飛び立つ時に一悶着がある。一人では行かせられないと主張するエリオットと、なんとしてでも<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/05-%e3%83%b4%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%82%a8%e3%83%bc%e3%83%ab/">ヴェーラ</a>たちの所へ駆けつけると言い張るカティを見たマクラレンは、エリオットに「行かせてやれ」と告げる。それはカティへの信頼と、その思いを尊重すべきだという彼の価値観の発露だと言えるだろう。普段はカタブツと思われているマクラレンが見せる意外な言動であった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">その他、マクラレンは私生活を含めて誰にも積極的に話そうとはしないため、謎が多い人物である。そもそもが寡黙な男なのである。しかし、士官学校時代からの腐れ縁でもあり、ほとんど正反対の性格であるエリオットのことは無二の親友と認めており、阿吽の呼吸で戦闘空域を仕切り倒す。彼の指揮下のジギタリス隊24機、エリオット中佐のナルキッソス隊24機による連携攻撃は、本隊であるエンプレス隊不在であっても圧倒的破壊力を持って敵航空部隊を、そして艦隊すらも蹂躙する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">腕っぷしに於いてはエウロス最強といわれている。……のだが、あまりにも強すぎるため誰も勝負を挑まなくなったという噂がある。そしてマクラレン自身、己の強さを十分に心得ているため、むやみな喧嘩の類は避けているようだ。多分酒を飲んでも酔わない（あるいはクールになる）タイプである。</p>
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		<title>31. ヴァルター・フォイエルバッハ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 22 Jul 2021 14:53:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人物-セイレネス・ロンド]]></category>
		<category><![CDATA[セイレネス・ロンド]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>ブックマーク0 アーシュオンの誇る最精鋭飛行隊の一つ、「マーナガルム」の隊長。通称ヴァリー。「静心」には直接は登場しないが、「ヴェーラの初恋の人」という表現で実は存在していたりする。また、「セイレネス・ロンド（ヴェーラ編 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/22/31-%e3%83%b4%e3%82%a1%e3%83%ab%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%83%95%e3%82%a9%e3%82%a4%e3%82%a8%e3%83%ab%e3%83%90%e3%83%83%e3%83%8f/">31. ヴァルター・フォイエルバッハ</a> first appeared on <a href="https://seirenesrondo.xyz">セイレネス・ロンド / 統合情報サイト</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<button class="simplefavorite-button has-count preset" data-postid="1034" data-siteid="1" data-groupid="1" data-favoritecount="0" style=""><i class="sf-icon-bookmark" style=""></i>ブックマーク<span class="simplefavorite-button-count" style="">0</span></button>
<p class="wp-block-paragraph">アーシュオンの誇る最精鋭飛行隊の一つ、「マーナガルム」の隊長。通称ヴァリー。「静心」には直接は登場しないが、「ヴェーラの初恋の人」という表現で実は存在していたりする。また、「セイレネス・ロンド（ヴェーラ編）」第二部における主人公の一人でもある。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最新鋭戦闘機PXF-001・レージングを駆る「マーナガルム1」＝「<ruby data-rt="はくせき">白皙<rp>（</rp><rt>はくせき</rt><rp>）</rp></ruby>の猟犬」は、あの<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/07/27-%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%99%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%82%b9%ef%bc%88%e5%88%9d%e4%bb%a3%e6%9a%97%e9%bb%92%e7%a9%ba%e5%9f%9f%ef%bc%89/">暗黒空域シベリウス</a>や、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/22/29-%e3%82%a8%e3%82%a4%e3%83%89%e3%82%a5%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%82%aa%ef%bc%88%e7%95%b0%e6%ac%a1%e5%85%83%e3%81%ae%e6%89%8b%ef%bc%89/">異次元の手イスランシオ</a>とも対等に渡り合える実力を持つ数少ない<ruby data-rt="アビエイター">飛行士<rp>（</rp><rt>アビエイター</rt><rp>）</rp></ruby>である。文字通りの超エースであり、事実上のアーシュオン最強の飛行士。ヴァルターと互角の実力を持っているのは、近衛部隊ともいわれる「アウズ」「ナグルファリ」の二飛行隊の隊長くらいだと言われているが、彼らが本当にどの程度の実力を持っているかは不明。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ヴァルターにはエルザという妻がいたが、身重の彼女はヤーグベルテの逆襲作戦の際に核ミサイルの直撃（実際には<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/05-%e3%83%b4%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%82%a8%e3%83%bc%e3%83%ab/">ヴェーラ</a>の能力によって非核化されてはいたが威力はそのまま）を受けて街もろとも蒸発した。その際にその弾道ミサイル群をセイレネスの力でもって守護・誘導したのがヴェーラ・グリエールだった。そのICBMの雨を降らせた作戦が、ヴェーラの大き過ぎるトラウマの始まりとなった。特に、ヴァルターの妻子を、自らが「より大きな被害を回避するために人の少ない場所に落とした結果」として殺してしまったことは、それ以後ずっとヴェーラを苛む事となる。わたしが殺したんだ、とヴェーラは己を責め続けることになる。ヴェーラはヴァルターを愛してしまったのだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なお、ヴェーラとヴァルターとの出会いは、「静心」の第一話の戦闘である。が、「静心」では敵は文字通り全滅してしまっているし、ヴェーラたちは一発の被弾もしていない。ので、ここは「セイレネス・ロンド」とは明確に違っている点と言える。「セイレネス・ロンド」に於いては、ヴァルターだけがヴェーラの戦艦（巡洋戦艦デメテル）に一撃を浴びせることができていて、この「セイレネス突破能力」が第二部のキーとなる。「静心」では<ruby data-rt="セイレーン">歌姫<rp>（</rp><rt>セイレーン</rt><rp>）</rp></ruby>の能力は完全に無敵なのだが、「セイレネス・ロンド」に於いてはそうでもないのだ。実はカティたちがアーシュオンのセイレネスシステム搭載機「<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/13/%e3%83%ad%e3%82%a4%e3%82%ac%e3%83%bc/">ロイガー</a>」「<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/13/%e3%83%8a%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%b4%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%83%88/">ナイトゴーント</a>」らを撃墜できる（こともある）のも同じ原理。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そしてこの2088年のヴェーラたちの戦艦での初出撃の際に、戦艦たちに襲いかかったヴァルターは撃墜されて捕虜になる。そこで前述の「セイレネス突破能力」というものを解き明かす研究に協力することになり、二年近くヴェーラたちと実験を共にした。なお、この実験の責任者部署は参謀部第六課であり、責任者は統括の<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/05/19-%e3%82%a8%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%96%e3%83%ab/">エディット・ルフェーブル大佐</a>だった。そしてその中でヴェーラはヴァルターに対する恋心を募らせていくのである。結果生み出されたシステムが、対セイレネスシステム、正式名称「オルペウス」である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ヴァルターは言わば対セイレネス能力を持っていた一種の能力者である。それは<ruby data-rt="セイレーン">歌姫<rp>（</rp><rt>セイレーン</rt><rp>）</rp></ruby>同様に、ヤーグベルテ系の遺伝子を持つ者に発現する（ことのある）能力である。なおヴァルターはヤーグベルテの家系であり、そのため容姿も極めてヤーグベルテ系であるとされている。ヤーグベルテ系が多くかつエースパイロット揃いのエウロス飛行隊らはたまにはロイガーやナイトゴーントを撃墜できていた。それもこれもこの対セイレネスシステム、オルペウスの能力を潜在的に有しているものが複数いたためである。なお、この能力は男女問わず発現し、セイレネスシステムを用いる全ての兵器にとって脅威となることになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なお、基本的に<ruby data-rt="セイレーン">歌姫<rp>（</rp><rt>セイレーン</rt><rp>）</rp></ruby>の能力と、このオルペウスの能力は同時に発現することはない。……のだが、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/08-%e3%82%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3/">「空の女帝」カティ・メラルティン</a>がただ一人の例外として存在している。</p>



<p class="wp-block-paragraph">閑話休題してヴェーラとの関係性であるが、ヴァルターはエルザ一筋であり（アーシュオンでは同僚のシルビア・ハーゼスから誘惑されていたりもするが）、最後までヴェーラに流されることはなかった。だが、ヴェーラのことはかなり特別な存在になっていたのは間違いがない。エルザを殺害されたことに関しても「俺はもう何も言わない」と言い切り、それ以後触れることもなく。また、ヴェーラをいつでも殺せるポジションにいながらそれをしようとすらしなかった。そして自らの死すらも足掻くことなく受け入れた――もっともそこには亡くなった妻・エルザへの想いがあっただろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">その後、研究も一段落して用済みとなったヴァルターは、捕虜交換の材料として使われる。この時、ヤーグベルテは「ヴァルターは本国で処刑されるだろう」という事を確信している。そのまま利敵行為・反逆行為の下に処刑されることがヴァルターに伝えられるのだが、そこでヴァルターは中央参謀司令部のヒトエ・ミツザキにリベンジマッチの機会を求め、承認される。そこでヴァルターが処刑を逃れるために突きつけられた条件が「空の女帝の殺害」であり、それが叶わぬならば戦場で死ぬか、処刑場で死ぬかの二択しかない状況だった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このリベンジマッチのスタートシーンから、ヴェーラ編の第二部は始まるのだが、結論からすると「空の女帝」には勝てないのである。そしてこの対戦、正確には、ヴェーラが引導を渡しているのだ。カティには愛するヴァルターを殺してほしくない。ヴァルターには愛するカティを殺してほしくない――と。そしてヴァルターがこのまま帰ったところで生きては再会できないことも、ヴェーラは知っていた。しかし、彼女はそうと分かっていながら、セイレネスによる介入で戦いを終わらせたのである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そして2090年末に、ヴァルターは――。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ヴェーラが自らの命を経とうとしたのも、その後<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/09-%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%99%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%83%8d%e3%83%bc%e3%83%9f%e3%82%a2/">イザベラ</a>として復活し剣を掲げたのも、その<ruby data-rt="オリジン">起源原点<rp>（</rp><rt>オリジン</rt><rp>）</rp></ruby>というのはこのヴァルターとの悲しい別離にあったと言っても良いだろう。</p>
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		<title>30. カルロス・パウエル（二代目暗黒空域）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 22 Jul 2021 05:18:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人物-セイレネス・ロンド]]></category>
		<category><![CDATA[セイレネス・ロンド]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>ブックマーク0 カルロス・パウエルは、二代目「暗黒空域」にして、カティの直属の超エースパイロットである。実は戦闘技術そのものならカティをも凌ぐとさえ言われる超絶技巧の持ち主。また、エウロス主要メンバーの中では最年少。次期 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<button class="simplefavorite-button has-count preset" data-postid="1007" data-siteid="1" data-groupid="1" data-favoritecount="0" style=""><i class="sf-icon-bookmark" style=""></i>ブックマーク<span class="simplefavorite-button-count" style="">0</span></button>
<p class="wp-block-paragraph">カルロス・パウエルは、二代目「暗黒空域」にして、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/08-%e3%82%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3/">カティ</a>の直属の超エースパイロットである。実は戦闘技術そのものならカティをも凌ぐとさえ言われる超絶技巧の持ち主。また、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/11/%e3%82%a8%e3%82%a6%e3%83%ad%e3%82%b9%e9%a3%9b%e8%a1%8c%e9%9a%8a/">エウロス</a>主要メンバーの中では最年少。次期エウロス隊長と言われており、カティもそうなるだろうなと思っている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">高等部時代に士官学校に配備された「羽付き棺桶」F102イクシオンに乗って、アーシュオンの最新鋭攻撃機と互角に渡り合った。このとき、カルロスはまだ16歳で、実機はおろかシミュレータさえ未経験だった。それで<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/07/27-%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%99%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%82%b9%ef%bc%88%e5%88%9d%e4%bb%a3%e6%9a%97%e9%bb%92%e7%a9%ba%e5%9f%9f%ef%bc%89/">「暗黒空域」シベリウス</a>が感嘆するほどの飛行技術を見せつけたのだから、やはり天才である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、この<span class="botenparent kuromaru"><span class="boten">活</span><span class="boten">躍</span></span>が仇となり、「廃棄処分寸前の戦闘機でも戦える」という間違ったメッセージを発することになってしまい、士官学校への「自衛用」戦闘機（という名前の粗大ゴミ）の配備は進むのである。税金を無駄にするな、まだ戦えるのだから有効に使うべきだ、などという世論の一大ムーブメントに配備反対派は惨敗したということである。中継映像でその戦闘を目撃していたカティがその不安を口にしているのだが、それは見事に的中したということである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">カルロスは、カティたちの士官学校（統合首都校）で空軍の教育士官のトップを務める<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/24/34-%e3%82%a8%e3%83%aa%e3%82%bd%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%91%e3%82%a6%e3%82%a8%e3%83%ab/">エリソン・パウエル</a>の年の離れた弟である。エリソンはシベリウス、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/22/29-%e3%82%a8%e3%82%a4%e3%83%89%e3%82%a5%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%82%aa%ef%bc%88%e7%95%b0%e6%ac%a1%e5%85%83%e3%81%ae%e6%89%8b%ef%bc%89/">イスランシオ</a>と共に、英雄とも言われたほどの空戦の達人であったが、ある空戦で足を失って戦闘機を降りた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そのエリソンによって幼少期にあれこれ好奇心を満たされていたというのも間違いなくその処女戦に良い影響をもたらしている。いや、その知識がなければそもそも無謀な空戦は挑まなかっただろうし、F102イクシオンの配備も中止になっていたかもしれないことを考えると、いささか微妙な気分にもなる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">カティとは5~6歳離れているのだが、士官学校卒業とほぼ同時にエウロスに入り、それ以来「空の女帝」カティの二番機、あるいはエンプレス隊副隊長として活躍している。カルロス率いる猛者中の猛者であるエンプレス隊二番隊（12機編成）は、エンプレス隊一番隊に勝るとも劣らない強烈さがある。</p>



<p class="wp-block-paragraph">エウロスはカティ機以外の全機が黒なのだが、カルロスの機体だけはそれよりもさらに黒い。完全な闇色である。知る人ぞ知る程度の違いなのだが。</p>



<p class="wp-block-paragraph">残念ながら「静心」では出番なし、「セイレネス・ロンド」でもあまり活躍の機会が与えられなかった。というのは、「静心」以後に鬼のように活躍してもらう予定だったからである。</p>
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		<title>29. エイドゥル・イスランシオ（異次元の手）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 22 Jul 2021 02:06:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人物-セイレネス・ロンド]]></category>
		<category><![CDATA[セイレネス・ロンド]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>ブックマーク0 エイドゥル・イスランシオは、「初代暗黒空域」カレヴィ・シベリウスの親友にして、ともに国家防衛の双璧として君臨していた超エースパイロットである。四風飛行隊所属・ボレアス飛行隊を率いていた。圧倒的な戦闘技術を [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/22/29-%e3%82%a8%e3%82%a4%e3%83%89%e3%82%a5%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%82%aa%ef%bc%88%e7%95%b0%e6%ac%a1%e5%85%83%e3%81%ae%e6%89%8b%ef%bc%89/">29. エイドゥル・イスランシオ（異次元の手）</a> first appeared on <a href="https://seirenesrondo.xyz">セイレネス・ロンド / 統合情報サイト</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<button class="simplefavorite-button has-count preset" data-postid="995" data-siteid="1" data-groupid="1" data-favoritecount="0" style=""><i class="sf-icon-bookmark" style=""></i>ブックマーク<span class="simplefavorite-button-count" style="">0</span></button>
<p class="wp-block-paragraph">エイドゥル・イスランシオは、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/07/27-%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%99%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%82%b9%ef%bc%88%e5%88%9d%e4%bb%a3%e6%9a%97%e9%bb%92%e7%a9%ba%e5%9f%9f%ef%bc%89/">「初代暗黒空域」カレヴィ・シベリウス</a>の親友にして、ともに国家防衛の双璧として君臨していた超エースパイロットである。四風飛行隊所属・ボレアス飛行隊を率いていた。圧倒的な戦闘技術を持った飛行士で、シベリウスとはまったく互角の技術を持ち、無敵とさえ言われていた。なお、シベリウスとは「エイディ」「レヴィ」と呼び合うほど仲が良い。なお、「静心」には登場しない。「セイレネス・ロンド」では重要人物の一人として現れる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">操縦技術そのものだけではなく、論理戦闘に非常に優れており、そのため敵機のレーダーを欺瞞したり、ミサイルを誤誘導させたりとやりたい放題にすることができた。これが二つ名「異次元の手」の由来である。なお、「論理戦闘」の概念を打ち立てたのは誰あろうこのイスランシオであり、それを「技術」という方面でカバーして実際に確立させたのが、セイレネス技術責任者でもある <a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/04/17-%e3%83%96%e3%83%ab%e3%82%af%e3%83%8f%e3%83%ab%e3%83%88%e6%95%99%e5%ae%98/">ブルクハルト</a>技術士官である。この二人がいなければ、セイレネスという技術が戦争のパラダイムシフトを引き起こすまでは至らなかったかもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、彼は情報戦のプロでもある。その情報収集能力を使って、度々シベリウスや<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/05/19-%e3%82%a8%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%96%e3%83%ab/">ルフェーブル</a>たちを助けている。むしろ、彼がいなければ誰も彼もが「確信」をもって戦えなかったかもしれない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そして更に重要なことに、そのロジカルな部分（プログラムとか）に関しては、<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/01/08-%e3%82%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3/">カティ</a>の師匠でもある。少なくともヤーグベルテに於いて、彼に情報戦能力で勝てる人間は存在しない。情報処理能力という点に於いては、ブルクハルトがもしかすると勝るかもしれないが、当のブルクハルトはそんなことで競争するつもりは毛頭ないので不明。記憶力や情報連結力なども、空軍の同僚であり、英雄とも呼ばれた飛行士（負傷によりパイロットを引退した）であるエリソン・パウエルにすら「化け物」と言われている。なお、カティが初めてシミュレータに乗った時に見せたプログラムの<ruby data-rt="リアルタイムリライト">戦闘並行書換<rp>（</rp><rt>リアルタイムリライト</rt><rp>）</rp></ruby>技術を見たパウエルは、この天才・イスランシオを連想したりもしている。</p>



<p class="wp-block-paragraph">イスランシオは、その類まれな論理戦闘能力によって十倍の敵機を翻弄するなどということも少なくはなかった。また、イスランシオが支援に回ったときは、アーシュオンにしてみれば更に厄介であった。その戦闘空域の論理ネットワークを簡単に制圧してしまい、僚機とのレーダーリンクを切断、あるいは偽情報を流されてしまうため、連携攻撃が主流となっているこの世界に於いては、致命的な状況に陥る。その点、純粋な物理戦闘技術で押し切ってくるシベリウスの方がまだ良心的と言えた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかしながら、2084年11月、アーシュオンの<ruby data-rt="オーパーツ">超兵器<rp>（</rp><rt>オーパーツ</rt><rp>）</rp></ruby>「<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/13/%e3%83%8a%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%b4%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%83%88/">ナイトゴーント</a>」の処女戦に遭遇し、戦死している。最強の飛行士をしても、超兵器には歯が立たなかったという証明である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">……のだが、それでは終わらなかった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">その後、彼の愛機、<ruby data-rt="インターセプタ・シュライバー">F108P+IS<rp>（</rp><rt>インターセプタ・シュライバー</rt><rp>）</rp></ruby>は、度々アーシュオンの超兵器たちの先陣を切っているところが目撃され、ヤーグベルテ航空部隊の最大の脅威となって、カティたちの前に立ちはだかることになる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ヤーグベルテ在籍時の撃墜数は、ギリギリ4桁に届かなかった程度――と言われている。また、彼が亡き後、ボレアスは後継者問題に苦悩し（またトップエース部隊をイスランシオと共に喪失してしまったこともあり）、結果として<a href="https://seirenesrondo.xyz/2021/07/11/%e3%82%a8%e3%82%a6%e3%83%ad%e3%82%b9%e9%a3%9b%e8%a1%8c%e9%9a%8a/">エウロス飛行隊</a>に水を開けられることとなってしまった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">八都市空襲にて基地のあったセプテントリオ市ごと蒸発してしまった副官、ヘレーネ・アルゼンライヒには全幅の信頼を置いており、恋心のようなものさえ（お互いに）抱いていた。ヘレーネの理不尽な死が、イスランシオが後に迫られる「重要な選択」の答えを決定づける。イスランシオは「<ruby data-rt="セイレネス・シーケンス">歌姫計画<rp>（</rp><rt>セイレネス・シーケンス</rt><rp>）</rp></ruby>」の裏側にある超存在（「銀」とか「金」）に最初に気付く人物でもある。そしてそれゆえに「銀」に目をつけられたのだとも言える。</p>
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